壁面緑化の将来的な可能性について

壁面緑化の技術と言うのは都市部のビルだけでなくさまざまなところで応用が出来るのではないでしょうか。そもそも壁面に緑を生やすことが出来ると言うことは当然培地となるべきパネルのようなものに水をまいて植物を育てるはずなので、パネルを設置する場所を考えればどんな場所にも緑を植えることが出来ると言うことです。たとえば地球上でもっとも乾いている場所と言えば砂漠でしょうが、広大な砂漠の一角に壁面緑化の技術を使った緑の空間を設置すれば、そこを中心に砂漠を緑化するきっかけができるのではないでしょうか。現代では世界の各地で砂漠化が進んでいる場所が少なくありません。それに対して自然に反することだからと手をこまねいて見ているだけと言うのでは、何のために人間が学問や技術を進歩させたのか分からないと言うものです。一見すると夢のような話でもチャレンジのしがいはあるのだし、そのための技術もそろっているのだから、大掛かりなプロジェクトとして壁面緑化技術の応用を実践するべきではないでしょうか。

ところであらためて壁面緑化と言うものを考えると、歴史上人類と言うのは自然をひたすら壊す一方だったのが、壁面緑化の技術によって自然を再生させることが出来るようになったと言えるのではないでしょうか。かつてはとても緑など生やすことは出来ないと考えられた場所に緑を設置できると言うのは、今の我々が考えているよりもはるかに重要な意味があるように思えてなりません。将来的には地球上に存在する緑、つまり自然環境の量や設置場所を人類が計画的に決めるようになる時代が来るのかもしれません。それによって砂漠地帯には雨を降らせたり、あるいは雨季に土砂降りが続いているような地域には雨を少なくするような事だって出来るようになるのではないでしょうか。もちろん現在考えられている壁面緑化の技術ではそこまで大きく自然環境を変える力はないでしょうが、将来的には緑化用のパネル一枚にちょっとした森を再現する事だってありうるのだから、昨日までの砂漠地帯を一夜明けたら広大な森林地帯にするという事だって、少なくとも技術的には可能になるはずです。もちろん人間が恣意的に自然環境に手を加えることには不安要素もかなりありますが、もしそれが可能になれば人類は新たな高みに登ることになるはずです。

壁面緑化にはそれだけの可能性があるのだから現状の技術に満足することなく更なる研究を続けて欲しいものです。

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